2016年10月03日

歯ぎしり、食いしばりと歯列接触癖

戸塚にある歯科 とりがおか歯科 Dr.Toridocです。

今日のお悩みは

「歯ぎしりをしているよと夫から言われました。そんなことないと思うんだけど。普段は歯は当たっていないし。」

 

歯ぎしり、食いしばりをしてませんかとお聞きすると多くの方はしていないとお答えになりますが、ほとんどの方はしている可能性があると考えます。

 

最近は歯列接触癖(TCH:Tooth Contacting Habit)が、歯ぎしりと食いしばりを増加させていると考えられております。

今日はこの歯列接触癖についてお話しようと思います。

 

目次

1.歯列接触癖とは

2.歯列接触癖から生じる症状

3.歯列接触癖の原因と改善策

 

 

1.歯列接触癖とは

人間は、安静にしている際、歯列不正などの影響がなければ、上下の歯はわずかに離れている状態が正常です。

一日で上下の歯がふれている時間は食事の時間など30分間程度と考えられております。

つまりその他の時間に上下の歯が触れるようなことがあれば、歯や周囲の筋肉、顎関節には悪影響が出る可能性があります。

 

歯列接触癖は覚醒している間に生じる上下の歯(一部またはすべて)を持続的に接触させる習癖のことをいいます。

弱い力でも長時間持続的であるため、一定レベルまでは問題ないことが多いですが、そのレベルを超えると一気に様々な症状が出ると考えられます。

 

2.歯列接触癖から生じる症状

歯列接触癖は、顎関節症の原因の一つであります。歯の摩耗や歯のくさび状欠損(歯肉に近い部位の歯の一部が欠損している状態)、歯の破折、修復物の脱離・破損、歯周病の悪化などの原因とも考えられます。

とくに口腔内が清潔な状態であるにも関わらず歯周病が悪化している患者さんは、歯列接触癖が習慣化している可能性を疑います。

また、歯列接触癖があることで睡眠時の歯ぎしり・食いしばりを増加させてしまう可能性があり、強い力が常に加わることになり、症状をさらに悪化させてしまう要因になります。

 

3.歯列接触癖の原因

人間は、精神的な刺激(疲労感など)、肉体的な刺激(目からの光刺激など)はすべてストレスという形で受け取ります。ストレスを受けとると、結果として胃痛などのストレス反応が出ることが多いです。このストレス反応の一つが今回の歯列接触癖と考えれております。とくに目からの刺激は口にストレス反応が出やすいと言われております。

よって、歯列接触癖はPCの画面の前で長時間お仕事されている方やスマートフォン使用を長時間行っている方に多いとも考えられます。

歯列接触癖の反応が出ている多くの場合は無意識的であることが多いので、PCの画面横に付箋を貼って、それを見たら上下の歯が触れていないか確認し、触れていれば離すといった行動を繰り返すことで改善することもあります。

 

 

いかがでしたでしょうか。歯列接触癖。はじめて聞いたという方も多いかと思います。

治らない顎関節症には潜在的に歯列接触癖が隠れていることもあったりします。

もし気になるようであれば、信頼のおける歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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