2017年06月07日

歯周病とアルツハイマー病

戸塚の歯科 とりがおか歯科 Dr.Toridocです。

 

今週、歯の予防週間ということもあり、歯周病とアルツハイマー病との関係について、話題になっておりますね。

 

歯科界でも話題ですし、各メディアも取り上げているようです。日本大学歯学部落合教授らの研究チームのマウスの実験で明らかになったようです。

今回、それを簡単に解説できればと思います。

 

要約すると、歯周病菌が作る口臭の原因でもある『酪酸』という物質が血管内に入り込み、脳へ運ばれ、脳神経細胞に取り込まれると、細胞にとってストレスである、『鉄分子』『過酸化水素』『遊離脂肪酸』などが過剰に作られ、脳神経細胞を壊している可能性があるということだ。
またアルツハイマー病の細胞輸送に関わる『タウ』というタンパク質が異常に蓄積するといわれていますが、これも『酪酸』を投与されたマウスで量が上昇したということです。

 

以前よりアルツハイマー病との関連について歯周病はリスクになると言われておりましたが、この実験によってまた関連性が強くなったと考えられます。

歯周病と全身疾患については、その細菌や毒素が血管内に入り込み、全身のいたるところに輸送される可能性があり、悪玉コレステロール増やし赤血球とくっついて血栓を作り、血管内が細くなったりつまったりすると、『狭心症、心筋梗塞』『脳梗塞』に繋がる可能性があります。また、『糖尿病』とは相互に悪くする可能性があります。
妊娠している女性については、歯周病が『早産や低体重児』のリスクを高めていたりします。これはアルコールや喫煙よりもリスクとして高いとも言われているそうです。

日本人の死因の上位である肺炎のうち、『誤嚥性肺炎』も歯周病菌が関連しており、この細菌が気管内に入り肺に炎症を起こすことで、抵抗力の低い高齢の方や癌患者さんなど、亡くなるとこもあるのです。

 

ではご自身は歯周病かどうか。自分では分かりづらい。症状も乏しいことも多いのでSilent Disease (静かにせまってくる病気)とも言われてある歯周病。

もちろん歯科医院で専門的な検査、診断受けることでわかりますし、症状が乏しくても歯科医院を受診されることをお勧めします。
ご自身では気づいていらっしゃらないかもしれませんが、明らかな以下のような症状がある場合は、受診したほうがよいでしょう。

 

◼️歯磨きで出血する
◼️口の中が粘つく
◼️歯茎が真赤に腫れている(健康ならサーモンピンク色)
◼️口が臭い
◼️唾液が出づらくなっている
◼️下の前歯の裏側がザラつく
◼️歯間に物がよく詰まる
◼️歯が長くなった
◼️硬いものを咬めなくなった
などなど。

 

気になる症状があれば、かかりつけの歯科医院を受診されてれみてはいかがでしょうか。

 

口から始まる健康を考えるいい機会ではないでしょうか。
芸能人だけではありません、『一般人も歯が命』です。

 

とりがおか歯科では開業以来一貫して、各々の症状に対する治療や日頃の管理方法について
ご指導させて頂いております。

気になる症状がある際はご連絡下さいね(^。^)

 

 

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とりがおか歯科
http://torigaoka-dc.com/
住所:〒244-0001 横浜市戸塚区鳥が丘51-9
TEL:045-870-4182
横浜市営地下鉄 ブルーライン 踊場駅 徒歩9分
診療科目:歯科・小児歯科・矯正歯科・口腔外科
訪問診療も行っております。土日診療!
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2017年05月31日

虫歯予防デー

戸塚の歯科 とりがおか歯科 Dr.Toridocsです。

6月となると梅雨の季節です。そう入梅です。

ジメジメしとしとと湿度も気温も高くなり、ややすごしづらい季節ですが、日本を語る上では特徴的な季節でもありますね!

 

さて、6月4日は虫歯予防デー。

歯の健康を考える上で大切な日でもあります。

虫歯は①虫歯菌②歯質③食事④時間の4つの要素が複雑にそして濃密に絡んで生じます。

それゆえ、とくにお子さんのお口については、保護者の方のサポートが必須であると考えます。

 

それぞれを説明したいと思います。

①虫歯菌は、主にミュータンス連鎖球菌が原因と言われています。プラーク(歯垢)を作り歯の表面にくっつき酸をつくることで歯を溶かしていきます。

②歯質(宿主要因)とは、歯の質のことでもともと持っている歯の石灰化度(≒酸に対する強さ)や唾液の量や質、pHなど。遺伝的な要素もあると考えられます。

③食事とは、とくに虫歯菌が好む糖質。これをどのように摂取しているか。

④時間とは、①~③にさらされている時間のことです。長いほどリスクが高くなります。これはプラークと関係すると考えております。プラークが歯の表面に付着している時間が長いほど酸にさらされる時間は長くなりますので、虫歯となりやすいです。また、食事のだらだら食いも常にお口の中は虫歯菌が活動的となりお口の中のpHが低下して酸性に傾き虫歯になりやすくなります。

 

対策としては、

①虫歯菌に対しては、日ごろの歯ブラシやフロスによりプラークを付けないようにすることや虫歯菌の活動を抑えると考えられているキシリトールの摂取も有効です。

②歯質について、歯の酸に対して強くするには、フッ素塗布は有効であり、とくに歯科医院で行う高濃度のフッ素塗布を定期的に行うことで虫歯リスクは下げることができると考えられています。また、唾液には歯の保護作用やの分泌を促すにはよく噛むことも重要です。

③食事については、やはり昔から言われている通り、甘い物を避けることが重要と考えます。糖は虫歯菌が大好物であります。とくにお子さんの虫歯は進行しやすいので、糖のコントロールは必須と考えます。最低限、糖質として摂取すべきもの(ごはんなど)は別として、飴やお菓子、ケーキなどの糖自体の摂取量を減らすことは虫歯予防の第一歩と考えます。

④時間について、だらだら食べをしない、歯磨きを適切に行い、プラークにさらされる時間を短くすることが重要と考えます。

 

一口に歯磨きと言っても、自己流となってしまっていることが多く、奥が深いものでもあります。

後日、歯磨きについてブログを書きたいと考えております。

 

 

 

 

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2017年04月15日

犬も虫歯になるの?

戸塚の歯科 とりがおか歯科のDr.Toridocです。

今日は患者さんからこんな質問を受けましたので説明させていただきたく思います。

 

「わたしの飼っている犬の口が臭いんだけど、どうしてでしょうか。虫歯ですか?」

 

愛犬は可愛いですよね。ひとりの家族です。それゆえ、人間とスキンシップを取り、時にはキスをしたり、人間の食事を与えたり。

 

虫歯や歯周病は細菌感染症と言われており、その多くは父親や母親、またはその周囲にいる方からうつります。

 

では犬は虫歯になるのでしょうか。

 

お口の中の環境が酸性になると歯は溶けていく環境となります。犬のお口の中は比較的アルカリ性に近いと考えられており、一般的には虫歯は少ないと考えられます。

その他に虫歯になりにくい理由としては、専門家ではありませんので推測ですがドッグフードや、ガムなど硬いものをよく噛むことで唾液が出て、歯垢が付きづらくなることが要因かなと考察いたします。

 

では歯周病はどうでしょうか。一般的には人間よりも歯垢から歯石となる5倍以上スピードが速いと言われております。

歯石の中には人間から感染した歯周病菌も含まれており、そこからの毒素により歯肉に腫れや歯を支える骨が溶けてしまいます。口臭もひどくなります。

人間とおなじですね。

 

軽度な場合は、全身麻酔下で歯石を除去することもあります。重症な場合は同じく歯肉を切開し病気の部分を取り除いたり、抗菌薬を点滴したりするようです。

 

犬は歯周病で歯を失うと、咬むことへの喜びが半減してしまいます。

犬のオーラルケアも重要ですが、主人のオーラルケアも併せて行うことで、犬の歯周病リスクは下げられますので、ぜひ気になる方は歯科医院受診を!

 

 

 

 

 

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2017年03月23日

在宅での口腔咽頭吸引

戸塚の歯科 とりがおか歯科 本田です。

 

とりがおか歯科では現在、主に木曜日に訪問診療を行っております。
当院では、訪問歯科現場経験の豊富な歯科衛生士の佐藤とともに、多くの患者さんを拝見させて頂いております。
訪問診療をしていると、在宅でベッドの上で過ごされている方も多く、中には気管切開をされている方や、嚥下障害により口腔や咽頭に痰などの口腔分泌液が貯まってしまう方も多くいます。それが原因となり死因の上位にもなっている誤嚥性肺炎となることもあると言われております。歯科は口の中だけをみている訳ではないのです。正しい知識と経験がなければ対応できません。

 

喀痰の吸引が必要な患者さんでも当院では適切に対応できるように研修を受けた衛生士が訪問しております。
訪問診療をご希望の方はまずお電話にてご連絡をお待ちしております。

 

 

 

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2017年03月17日

虫歯は治る?

戸塚の歯科 踊場駅近く とりがおか歯科 Dr.Toridocです。

 

ある患者さんから質問を受けました。

「昔治した虫歯が、何年か経ってまた虫歯になったのですが、虫歯は治らないのですか?」と素朴な疑問。

 

よく歯科健診でも「虫歯が治してありますね」、とか、歯科治療後に、「虫歯を治しました」といった表現を聞くことがあるかと思います。
実際には虫歯は治したというより、虫歯を修復したという表現のほうが正確だと思います。

虫歯は自己治癒しません。
たとえば指を切って切り傷になった場合、やがてかさぶたになって傷が治り綺麗な皮膚に戻りますよね。これは、血液が通っているから傷を修復するための細胞が出てきてくれて治してくれるためです。

虫歯のできる歯という組織は外側にエナメル質や象牙質といった硬組織と、その内部に歯髄という組織に神経や血管が通っています。ただ、内部の歯髄にある血管は、その外側の硬組織に血液を送っているわけではありません。
よって虫歯で硬組織に穴が空いても血液から修復するための細胞が出て自己治癒してくれるわけではないのです。
自己治癒しないので穴が空いたとしたら歯髄へ達して強い痛みが出る前に修復する必要があるのです。

 

虫歯を削って詰め物して修復しました。それは例えるなら、膝部分が穴の空いたズボンに当て布したようなそのようなイメージです。
つまりまた手入れがうまくいかなかったり、使用続けていけば再度糸がほつれてきて穴が空いてくる可能性もあるわけです。

 

虫歯はつくらないことが1番ですが、虫歯を修復することになった場合はそこで終わりではなく、注意深くメンテナンスしていくことが重要なんだと考えます。
戸塚の歯科 とりがおか歯科 Dr.Toridocでした(^^)

 

 

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「とりがおか歯科」では予防歯科に力を入れ、戸塚でかかりつけの歯医者として小さいお子様はもちろん、大人の虫歯やお口の感染症予防に努めています。今後さらに増えていく訪問診療や、健康的な歯並びに改善をする矯正治療も行っております。
戸塚の歯科、踊場駅近くの「とりがおか歯科」が更新する当院の紹介や院長の独り言、患者さんの疑問にお答えするブログが満載の『とりがおか歯科ブログ』はこちらです。