2017年11月24日

歯周病と糖尿病

戸塚の歯科、とりがおか歯科 本田です。

 

11月8日はいい歯の日。山梨県では県内の内科と歯科とが相互に協力して糖尿病と歯周病の患者さんを紹介しあうシステムを構築したそうです。

 

厚生労働省の平成28年国民健康・栄養調査によると、糖尿病が疑われる成人の推計は1千万人。糖尿病の可能性が否定できない糖尿病予備軍を加えると計2千万人にものぼるそうです。

 

糖尿病は、尿に糖が混ざる病気とだけしか思ってない方も多いかと思いますが、重要なポイントは血管の病気であるということです。

詳しい説明は内科の先生のほうがお詳しいと思いますので割愛しますが、血管内で高血糖状態が続くことで血管にさまざまな障害を引き起こします。

 

歯周病は、歯の周囲(歯肉や歯槽骨)におこる細菌(嫌気性菌)による病気です。具体的には歯茎が腫れたり、歯がぐらついたりする病気です。

細菌が周囲組織に存在することで内毒素を出し、炎症が起こります。

炎症状態は血管が開いている状態でもありますので、容易に血管内に細菌や毒素は悪影響を与えることができると考えます。

 

糖尿病はもともと血管に障害が出ている状態でもありますので、歯周病は悪化しやすく、歯周病の細菌自体がその血管に悪影響を及ぼし糖尿病の症状も悪くする方向になるとも推察されます。

 

逆に、メカニズム的にも歯周病を改善することで糖尿病も改善していくケースもあります。

歯周病は糖尿病の合併症の一つであると考えても言い過ぎではありません。

 

歯肉から血が出る。歯茎が腫れた、口臭が気になる症状があっても、歯科を受診すると痛いのではないか、すぐに歯を抜かれるのではないか、などと不安ばかりが先行して受診をためらう患者さんも多いことと思われます。

 

まずは歯科医師に相談してください。当院では説明を十分にさせて頂き不安な点を可能な限りなくします。

 

踊場駅近く とりがおか歯科 本田でした。

 

 

 

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とりがおか歯科
http://torigaoka-dc.com/
住所:〒244-0001 横浜市戸塚区鳥が丘51-9
TEL:045-870-4182
横浜市営地下鉄 ブルーライン 踊場駅 徒歩9分
診療科目:歯科・小児歯科・矯正歯科・口腔外科
訪問診療も行っております。土日診療!
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2017年06月07日

歯周病とアルツハイマー病

戸塚の歯科 とりがおか歯科 Dr.Toridocです。

 

今週、歯の予防週間ということもあり、歯周病とアルツハイマー病との関係について、話題になっておりますね。

 

歯科界でも話題ですし、各メディアも取り上げているようです。日本大学歯学部落合教授らの研究チームのマウスの実験で明らかになったようです。

今回、それを簡単に解説できればと思います。

 

要約すると、歯周病菌が作る口臭の原因でもある『酪酸』という物質が血管内に入り込み、脳へ運ばれ、脳神経細胞に取り込まれると、細胞にとってストレスである、『鉄分子』『過酸化水素』『遊離脂肪酸』などが過剰に作られ、脳神経細胞を壊している可能性があるということだ。
またアルツハイマー病の細胞輸送に関わる『タウ』というタンパク質が異常に蓄積するといわれていますが、これも『酪酸』を投与されたマウスで量が上昇したということです。

 

以前よりアルツハイマー病との関連について歯周病はリスクになると言われておりましたが、この実験によってまた関連性が強くなったと考えられます。

歯周病と全身疾患については、その細菌や毒素が血管内に入り込み、全身のいたるところに輸送される可能性があり、悪玉コレステロール増やし赤血球とくっついて血栓を作り、血管内が細くなったりつまったりすると、『狭心症、心筋梗塞』『脳梗塞』に繋がる可能性があります。また、『糖尿病』とは相互に悪くする可能性があります。
妊娠している女性については、歯周病が『早産や低体重児』のリスクを高めていたりします。これはアルコールや喫煙よりもリスクとして高いとも言われているそうです。

日本人の死因の上位である肺炎のうち、『誤嚥性肺炎』も歯周病菌が関連しており、この細菌が気管内に入り肺に炎症を起こすことで、抵抗力の低い高齢の方や癌患者さんなど、亡くなるとこもあるのです。

 

ではご自身は歯周病かどうか。自分では分かりづらい。症状も乏しいことも多いのでSilent Disease (静かにせまってくる病気)とも言われてある歯周病。

もちろん歯科医院で専門的な検査、診断受けることでわかりますし、症状が乏しくても歯科医院を受診されることをお勧めします。
ご自身では気づいていらっしゃらないかもしれませんが、明らかな以下のような症状がある場合は、受診したほうがよいでしょう。

 

◼️歯磨きで出血する
◼️口の中が粘つく
◼️歯茎が真赤に腫れている(健康ならサーモンピンク色)
◼️口が臭い
◼️唾液が出づらくなっている
◼️下の前歯の裏側がザラつく
◼️歯間に物がよく詰まる
◼️歯が長くなった
◼️硬いものを咬めなくなった
などなど。

 

気になる症状があれば、かかりつけの歯科医院を受診されてれみてはいかがでしょうか。

 

口から始まる健康を考えるいい機会ではないでしょうか。
芸能人だけではありません、『一般人も歯が命』です。

 

とりがおか歯科では開業以来一貫して、各々の症状に対する治療や日頃の管理方法について
ご指導させて頂いております。

気になる症状がある際はご連絡下さいね(^。^)

 

 

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2017年03月17日

虫歯は治る?

戸塚の歯科 踊場駅近く とりがおか歯科 Dr.Toridocです。

 

ある患者さんから質問を受けました。

「昔治した虫歯が、何年か経ってまた虫歯になったのですが、虫歯は治らないのですか?」と素朴な疑問。

 

よく歯科健診でも「虫歯が治してありますね」、とか、歯科治療後に、「虫歯を治しました」といった表現を聞くことがあるかと思います。
実際には虫歯は治したというより、虫歯を修復したという表現のほうが正確だと思います。

虫歯は自己治癒しません。
たとえば指を切って切り傷になった場合、やがてかさぶたになって傷が治り綺麗な皮膚に戻りますよね。これは、血液が通っているから傷を修復するための細胞が出てきてくれて治してくれるためです。

虫歯のできる歯という組織は外側にエナメル質や象牙質といった硬組織と、その内部に歯髄という組織に神経や血管が通っています。ただ、内部の歯髄にある血管は、その外側の硬組織に血液を送っているわけではありません。
よって虫歯で硬組織に穴が空いても血液から修復するための細胞が出て自己治癒してくれるわけではないのです。
自己治癒しないので穴が空いたとしたら歯髄へ達して強い痛みが出る前に修復する必要があるのです。

 

虫歯を削って詰め物して修復しました。それは例えるなら、膝部分が穴の空いたズボンに当て布したようなそのようなイメージです。
つまりまた手入れがうまくいかなかったり、使用続けていけば再度糸がほつれてきて穴が空いてくる可能性もあるわけです。

 

虫歯はつくらないことが1番ですが、虫歯を修復することになった場合はそこで終わりではなく、注意深くメンテナンスしていくことが重要なんだと考えます。
戸塚の歯科 とりがおか歯科 Dr.Toridocでした(^^)

 

 

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2016年11月21日

歯の痛み止めが効かない。対処法は?

戸塚の歯科 踊場駅近く とりがおか歯科 Dr.Toridocです。
今日の質問は、「歯が痛くてたまりません。痛み止めを飲んだのに効かないです。早めに歯医者さんに行ければ一番よいのですが、どうして痛み止めがなかなか効かないのですか?」

歯の痛み、特に虫歯から歯髄炎という、いわゆる神経と言われている部分の炎症による痛みは、『痛みの王様』とも言われています。

本日は歯の痛みに痛み止めが効かない理由や対処を解説していきたいと思います。

目次
1.痛みの原因
2.痛みへの対処

1.痛みの原因
痛みは、一般的には侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛に分けられます。

歯の痛みは多くの場合は侵害受容性痛と考えられ、一般的に流通している痛み止めも多少なりとも効果があります。

神経障害性疼痛や心因性疼痛の場合、原因が神経の損傷によるものだったり、精神的な要素だったりと、原因が異なるため一般的な痛み止めは効果がないことも多くあります。

この歯の痛みに多い侵害受容性疼痛とは、痛みを感じる受容体が、刺激されて感じる痛みであります。多くの場合、その部位に炎症が起こっていて痛みを起こしています。

痛み止めが効かないケースはこの炎症が強いことが多いです。

では炎症が強い場合とは
①歯の神経が虫歯で侵されて歯の内部で炎症が起こっている
②歯の根の先が膿んでいて骨の中で炎症が起こっている
③歯の周囲の歯肉に感染し炎症を起こしている

などが考えられます。これらは細菌によって引き起こされた炎症であり、痛み止めが効きにくいです。
夜眠れないくらいズキズキと痛かったり、腫れてきていたりする場合は炎症が強いと言えます。

2.痛みへの対処
お口の中で起こっている痛みの場合は、出来るだけ早く歯科医院を受診し痛みの原因を探り、治療してもらうことが一番と考えますが、それまでになんとか痛みを緩和させるには、①痛い歯がある場合、咬み合わせしたりしない。②お口の中を清潔に保つ。③腫れたり熱をもっている時には冷やしすぎない。ことです。

①痛い歯がある場合、咬み合わせたりしない。
歯は咬み合って食べ物を食べたりする訳ですが、それは歯にとってはかなり刺激となります。例えば突き指をした指を安静にするのと同じように、歯も安静にするべきです。

②お口の中を清潔に保つ。
歯茎の炎症の場合、歯の周囲の歯垢や歯石や食べかすによって引き起こされていたり、虫歯の場合、その穴の部分に食べかすが入り込んだりして痛みが出ていることもあり、出来るだけ清潔にすることが重要です。

③腫れたり熱を持っている時には冷やしすぎない。
腫れてきたから、アイスノンや氷で冷やしたという方が多くいますが、過度に冷やしすぎると、その部分の血流が悪くなり、体が治そうとする力を抑えてしまう可能性もあります。また、炎症がひいてきたとしても腫れが残りやすいです。タオルを水に浸す程度に留めると良いでしょう。

 

痛みは、人間の体への危険から守る信号と言われております。イエローカードである警告を無視しているとレッドカードで痛みどめが効かなくなるほどの痛みになるわけです。痛みの原因となっている部分の治療と並行し痛みのコンロトールをすることは、痛みによる痛みの悪循環を起こすことを防ぐことにもなります。たとえば右下で咬むと痛いからと、左で咬むようになると、今度は左に負担がかかりすぎてトラブルを生じ痛みとなったり、痛みというストレスが交感神経系を刺激し結果的に痛みが増強されることなどは、痛みの悪循環とも考えられます。

痛み止めが効かなくなるほど、歯の痛みを我慢するのではなく、その前や定期的に歯科に受診にチェックをうけ、必要な加療を受けることをお勧めいたします。

 

戸塚の歯科 とりがおか歯科 本田です。

 

 

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2016年11月11日

台湾の爪楊枝

戸塚の歯科 踊場駅近く とりがおか歯科 本田です。

 

今日は日本ではあまり見ない形の爪楊枝のお話。

歯科的には興味がある話題ですね。

 

ぼくの家族で、台湾に行った者がいるのですが、台湾の爪楊枝にいたく感動。

航空機やホテル、有名飲食店では必ずある爪楊枝だそうです。

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こんなパッケージ。

開けてみると。。。

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ピック様の形状と対になりツリー型の歯間ブラシ様の形状。

 

日本ではなかなか見ない形ですね。

家族曰く、ピック様の形状は、歯間にうまく入り効果的に掻き出せ、適度な刺激が歯肉が気持ちいい。

ツリー状の歯間ブラシについても同様に使用しやすいとのこと。

 

素材としてはポリプロピレン。日本では見かけない形ですね。

 

歯科人としては歯や歯肉の健康のために必要なことであれば試していこうと思います。

 

 

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「とりがおか歯科」では予防歯科に力を入れ、戸塚でかかりつけの歯医者として小さいお子様はもちろん、大人の虫歯やお口の感染症予防に努めています。今後さらに増えていく訪問診療や、健康的な歯並びに改善をする矯正治療も行っております。
戸塚の歯科、踊場駅近くの「とりがおか歯科」が更新する当院の紹介や院長の独り言、患者さんの疑問にお答えするブログが満載の『とりがおか歯科ブログ』はこちらです。