とりがおか歯科の本田です。
人工的に手を加えると感覚的に手を加える前より悪くなるようなイメージはありませんか。
とかくもともと自然のものに対しては特に。
この写真は、見ての通り「青い池」
北海道の美瑛町にあります。
昭和63年に十勝岳の噴火による火山泥流災害を防ぐため、美瑛川本流にいくつか作られた堰堤(ダム)の一つに
水が溜まったものだそうです。
人工的に作られたコンクリートブロックにより、岸に水が溜まった結果、シラカバやカラマツなどは水没し立ち枯れてできています。
またなぜ青いか。
源流をたどっていくと白金温泉があり、そこには白ひげの滝があります。その付近の湧き水にはアルミニウムが含まれているそうです。これが美瑛川に混ざるとアルミニウムなどが分散した状態(コロイド)となり
太陽の光を散乱させるそうです。
このとき波長の短い青い光を散乱させやすいので目に見えるときには青く見えるそうです。
また、白金温泉の湧き水には硫黄や石灰成分が含まれ、石などを白くしていることも青く見えやすい条件を整えています。
人工的になされたことが自然の力で美しい状態になって魅了している珍しい例の一つだとおもいます。
アップル社の待受画面にも採用されたそうです。
歯科治療においては、虫歯は薬で治らないと言われているように、人工的に手を加え修復することになります。
人工的に手を加えメリットが多ければ当然治療すべきですし、手を加えずにできることがあるのであれば、それが一番だと思います。
そのためには「予防」が大切だと思いますし、自然の力を最大限に引き出してあげる必要があります。
人工的に修復してもメンテナンスをしっかりすれば自然に近い、もしくは修復しても今までよりも良い状態になる可能性があります。またメンテナンスなければまずい方向にもいきます。
もちろん自然が一番ですが、青い池のように自然と人工のハイブリッドで歯科治療でも活かせればと思った今日でした。
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