戸塚の歯科 とりがおか歯科 本田です。
先日妊婦さんのお口の状態(虫歯や歯周病)が、赤ちゃんにも影響を与える可能性があるとブログで挙げさせて頂きました。
今回は実際に歯科治療が必要な場合の留意点についてです。
安定期という時期であり、かつ歯科治療前に母体も安定していることが条件となります(妊娠自体が、通常の身体の状態ではないので、リスクが全くないということではありませんが、通常の歯科治療は可能なことが多いです)。妊娠中、多くの薬剤は胎盤を通して胎児へ移行していきますが、悪影響の起こりやすい妊娠初期を除いて、比較的多くの薬が妊娠期に使用できたりします。
虫歯があり、虫歯を除去して詰め物などをしないとならない場合、局所麻酔が必要な場合もあります。
局所麻酔が必要な場合も、安定期であれば、通常通りの手順で治療が進められます。
痛み止めの使用については、ロキソニンやバファリンなど
安全性の高いアセトアミノフェンを選択して、必要な場合に内服して頂きます。
細菌が原因で歯肉が腫れていて、抗菌薬の内服が必要な場合もニューキノロン系やテトラサイクリン系の内服薬を避け、選択する必要があります。
ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系は比較的安全に使用可能です。
こうして、留意をしながら妊娠期の歯科治療を行っておりますが、前提として、歯科と産婦人科と患者さんと三者が安全な医療のため協力しながら診療していくことが重要になってまいります。
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とりがおか歯科
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TEL:045-870-4182
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診療科目:歯科・小児歯科・矯正歯科・口腔外科
訪問診療も行っております。土日診療!
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