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歯科検診で紙をもらいました!

戸塚にある歯科 踊場駅近く とりがおか歯科 Dr.Toridoc.です。

今日も質問が届きました。
「歯科検診で、歯医者さんが来てくれて、虫歯なしっぽいんだけど、Gって紙に書いてある。これは歯医者さんにいかなくても子供の虫歯は大丈夫よね?」

歯科検診では、検診結果を紙でお渡ししていたりしますね。この結果の見方が分かりづらいようですね。
今回は、この歯科検診の結果の紙の内容について説明できたらと思います。

保育園や幼稚園、そして小・中・高校では定期的に歯科医師が歯科検診を行なっています。
主には虫歯の有無や歯肉炎の状態などを見ていますが、その他に読んでいるだけでは分かりづらいことがあります。

学校などで行う歯科検診では多くの場合はこういったことを、判断してます。
◼︎虫歯
CO(シーオー):初期虫歯、虫歯になりかけた歯。この段階であれば、ブラッシングや定期的なフッ素の塗布などの予防的な管理で虫歯を拡大させることが防げることもあります。
C(シー):虫歯がある歯。いわゆる要治療歯。
○(マル):治療完了している歯。

◼︎喪失歯
△:すでに失ってしまった永久歯

◼︎要注意乳歯
×:要注意乳歯

この乳歯があることで、ひいては永久歯に影響が出そうな乳歯。永久歯が生えてきているのに抜けてこない乳歯など、抜歯が必要なこともあり、歯科を受診したほうがよいと考えます。

◼︎歯垢(プラーク)
これは虫歯や歯肉炎の原因です。
多くの場合、歯磨きが上手くいってません。
歯磨きの仕方は、せっかく歯磨きしていてもやり方が明らかに誤りであると、時間をかけても歯垢を落とすことができなかったりします。歯科医院ではその子にあった磨き方をご指導しますので歯磨き練習をするべきだと考えます。
◼︎歯肉炎
GO:歯肉炎になりかけている。歯肉の軽微の炎症があって歯石の沈着はない状態。歯磨きを上手くおこなうことで改善していきます。
G:歯肉炎。歯肉の明らかな炎症があり、歯石が沈着していることもしばしばある状態です。歯科医院での診察が必要です。

歯肉の炎症と書いて歯肉炎ですから、大きい意味で歯周病です。歯周病は中高年の方がかかる病気というわけではありません。メタゲノム解析という口腔内細菌について根こそぎ解析可能な最新の検査でも、小児のお口の中から歯周病原菌が見つかることもあります。小児の歯肉の表面に炎症があることを放置しておくと、将来的に静かに進行し歯を支える骨が溶ける歯周病へと進展します。その原因は歯の表面に付着した歯垢。やはりここでも歯磨きが重要です。また、歯石となっていることもあります。

◼︎歯並び
歯並び、咬みあわせ(前歯が出ている、下あごが出ているなど)に問題がある可能性がある場合に、こちらにチェックが入ります。
歯科医院受診を。

噛み合わせに関わる専門用語は以下にまとめてみました。

叢生(そうせい):乱ぐい歯。八重歯もこれにあたる。歯がまっすぐ並んでいない状態で、歯が外やや内に出たり入ったりしています。
過蓋咬合(かがいこうごう):奥歯で咬んだ時に上の前歯が下の前歯に覆いかぶさり、下の前歯がほとんど見えなくなってしまう状態。
上顎前突(じょうがくぜんとつ):上の歯が下の歯より正常よりも前に出ている状態。
下顎前突:下の歯が上の歯より前に出ている状態。
開咬:奥歯で咬んだ時に、上の前歯と下の前歯が全く触れず、隙間が空いてしまう状態。

◼︎顎関節
お口の開け閉めや、噛んだりしたときに、顎の関節に異常がある状態。たとえば、カクカク音がなる、こめかみあたりの筋肉が痛いなども考えられます。歯ぎしりやくいしばりも顎関節の異常につながることもあります。

◼︎その他の専門用語
過剰歯:通常よりも余分に歯がある。
先天性欠損:通常よりも歯が少ない。
癒合歯:2本の歯がくっついて1本になっている。
エナメル質形成不全:歯の最表面にある硬いエナメル質がうまく作られないことがあります。そのため、歯が柔らかくて脆く虫歯になりやすい状態です。
粘膜の異常:粘膜にできものができている状態。粘液嚢胞など
小帯の異常:小帯という上唇や舌にある紐の様なつっぱりが、過剰に長かったり太かったりする状態。

このように歯科医師は幼稚園や学校でこういったことを判断しております。

限られた時間の中で限られた設備のなかで、多くのお子さんのお口のことを判断しております。その中で少しでも怪しいと判断した場合は、実際に精密検査すると全く問題ない場合でも、この歯科検診の結果にチェックが入ります。

歯科検診は、お口の中のことを考えるよいきっかけになりますので、検診結果を受け、信頼のおけるかかりつけの歯科医院で診察を受けると、お子さんの健康も維持できるのではないでしょうか。

以上、戸塚の歯科 とりがおか歯科 Dr.Toridocがお送りしました。

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